漆喰・珪藻土の歴史
機能面に優れていることから、漆喰と珪藻土はずっと昔から人々の生活と共にありました。
その歴史は紀元前に遡ります。決して近年流行っている特別な素材ではなく、昔から人々が機能性を評価した万能な自然素材なのです。
漆喰の始まりは今から5000年前、エジプトのピラミッドの壁に使われたことをご存知ですか?他にも、古代ギリシャやローマ時代の建造物にも漆喰が使用されていたといいます。
この時代は、壁を装飾するためや芸術に漆喰が使用されていました。あのレオナルドダヴィンチの「最後の晩餐」にも、漆喰が使われていたそうです。
漆喰が日本に渡ってきたのは今から1300年前の飛鳥時代でした。
当時は壁の材料となるセメントがない時代でしたので、漆喰は人々にとても重宝されました。また、防火性や耐久力があることからお城の壁にも使用されました。
漆喰を使用したお城には、姫路城、彦根城、大阪城、松山城、金沢城など、今も丈夫に残っているものばかりです。
珪藻土は、水の吸水性が良いことから珪藻土のバスマットやコースター、水切りカゴなどが商品化されています。
また、普段使っているあんな物まで、珪藻土が使われています。昔からある素材が、今もなお人々の生活に合わせて発展・進化しているのです。